月夜に笑う**れお**
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シンプルに生きる
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2011年 03月 22日 *
おはようございます。

本日の環境放射線測定値(会津地方振興局測定)

【3月22日 8:00現在:0.54μSv/h】

上がっています。

雨のせいでしょうか。



ヒッキー生活11日目

途中2回、ピンポイントで買い物以外は家の中。

洗濯物は乾かない、窓は密閉。息苦しい。

上がったり下がったり感情の波が激しくて自分でもコントロールが難しい状況です。

メルトダウン寸前!(危)



被災者約2名の談話から

「おかあさんには付いていけない」(by燃料棒)

「我慢しろ、俺は毎日必死で付いて行ってるんだ。災害レベル5だ」(byけん志村)

ウルサイ

2対1・・・勝てない(違)



ストレスゲージは上がりっぱなし。

順調に下がっているのは体重だけ(これは嬉しい)

アンネの気持ちが少し分かったような気がします。




昨日原発から半径45キロ飯野地区に住む友達から電話がありました。

「足を挫いて動けない。原発が爆発でもしたら私はもう終わりだよ」

なんて悲しいことを言う。

彼女の家は農家。

これからどんな風評被害が待っているか、それを考えると夜も寝られない、とも。

原発が、東電が悔しいと電話の向こうで泣くんです。

言葉がありませんでした(呪東電)



人は光を求め、光の方を向く生きもの。

どんな状況にあっても明るい方に枝を伸ばす習性があると思います。

たとえ全てを失ったとしても健康であれば取り戻せると信じます。

でも、ここではまだ災害が続いてる。

復興どころか終わっていない。

しかもヘタをすれば拡大する可能性も、ある。

先が見えない不安。



「べらちゃんはいいよね。帰る実家があるもの」

という何気ない一言が胸に突き刺さりました。

「身を寄せる」んじゃなくて「帰る家がある」環境。

父と母からの“早く帰って来い”コールは一日2回。

叔父、叔母たちも「早く戻せ」と親にせっついているらしい。

友達からも「帰っておいで」とメールが来る。

そして、心のどこかで「いざとなったら実家に帰ればいい」と思っている自分がいる。

この土地に根を下ろしきれない中途半端な自分がいた。



あー、ヤダ!

ヤダヤダヤダヤダヤダ!

色んな事がグルグル回って、もう何も聞きたくない、知りたくない。

情報シャットダウン。



現実逃避。

あれ以来読む気も失せていたけど昨日は狂ったように一冊読んでしまいました。


「ひそやかな花園」(角田道代)

幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。

輝く夏の思い出は誰にとっても大切な記憶だった。

いつしかそれは失われ、大人たちはそれを隠そうとする。

大人になった彼らはあの楽園のような日々に疑問を抱くようになる。

「あの集まりはいったい何だったのか?」

別々の人生を歩んでいた彼らに突如突きつけられた衝撃の事実とは?

大人たちの〈秘密〉を知った彼らは、自分という森を彷徨い始める。

親と子、夫婦、家族でいるって、どういうことなんだろう?




没頭して没頭して全て忘却。

読みながら娘と自分、夫と自分の関係を改めてなぞってみたりした。

そして、本を閉じると引き戻される現実。

今日もこの地でこの一日を生きなければならない。

出口が、見えない。

光が欲しい。



※暗くてごめんくさい。

乾かない洗濯物のせいです。






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2011年 02月 06日 *
イマイチ苦手だった東野圭吾、「秘密」でギブアップしたまま手つかずの作家だった。

彼の書く女性がどうしても好きになれない。

感情移入が出来ないってのがその理由だったが

ネットのお友達に触発されて「聖女の救済」を読んでから

ちょっとだけベクトルが振れた。

ちょびっとガリレオも齧ってみた。

そこへBSの「幻夜」である。ハマった。

深キョンの美冬が予想外に良かったせいもある。

こりゃ原作を読まなきゃなって気になってきたところへ「白夜行」の番宣。

あちこちで流れていてイヤでも目に入って来る。

しかも「幻夜」は「白夜行」の続編だとゆーではないか。

だけど深キョン=堀北真樹はイメージ違い過ぎ。

深キョンが演じた美冬のあの冷酷で残酷な美を堀北真樹で表現できるのか

疑問になってきた。

世間的にも自分の中でも流れは完全に東野圭吾である。

読まねばなるまい。

ってことで「白夜行」、読みました。

素晴らしく分厚い文庫本に腰が引けそうになったけど3.5日で読了。

久々にのめり込んだ一冊です(ネタバレごめん)





始まりは1973年、大阪で起きた質屋殺し。

何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶものの

決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りになる。

その後、被害者の息子桐原亮司と容疑者の娘西本雪穂はそれぞれの人生を歩み出す。

雪穂は親戚の家に引き取られお嬢様として何不自由なく育ち

その美貌と明晰な頭脳で周囲の目を集めるが、妬みから悪質な噂を立てられる。

そしてある日、噂を立てた者は痴漢事件に巻き込まれ心に深い傷を負う。

一方亮司は恵まれない環境の中で育つものの理系の頭脳はずば抜けて優秀。

中でもパソコン関連の知識は並はずれていた。

が、その知識を良からぬ者たちに利用されて闇に沈んで生きて行くことになる。

そして二人の周囲には次々と不可解な事件が起きる。

彼らに関わった人たちは大なり小なり必ずと言っていいほど不幸な目に遭うのだ。

そんな中、かつて桐原の父親の事件を担当した刑事は執拗に二人を追う。



物語は表面上決して交わらない亮司と雪穂二人の人生を

それぞれ関わりのある人物何人かの視点から語られて進んで行きます。

当然登場人物は多く、前半は多くの伏線が張られていて気が抜けません。

読み進むうちに見えそうで見えない二人の関係がぼんやりと浮かんできます。

「・・・!」と思い始めたのは雪穂の家庭教師が登場してくる辺りから。

雪穂の障害となる人物は面白いように彼女の人生から排除されていくのです。

そして雪穂はその類まれなる美貌と賢さによってのし上がって行く。



この中に主人公であるはずの二人の心情は一切出て来ません。

二人がどのように知りあって、どのように連絡を取り合って

どのようにして犯行を行ったのかというようなことさえも出て来ません。

読者は周囲の人の言葉によって推察することしか出来ません。

その中で唯一感情らしきものを表わしているのが

「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。

太陽に代わるものがあったから。

太陽ほど明るくはないけれど、あたしには十分だった。

あたしはその光によって夜を昼と思って生きてくることができたの」

という雪穂の言葉。「白夜行」の原点です。

雪穂にとって亮司は彼女の人生を歩く上で唯一無二の光だったのでしょう。

多分この二人には、というか少なくとも雪穂には恋愛感情以上のもの

肉親を超えた強い絆があったと思われます。

愛とか夢とか家族とかモラルとか、およそ世間の常識なんか遥かに超えた絆です。

片や亮司には多少なりとも雪穂への恋愛感情があったのではないか。

それは彼の肉体の上に悲しい縛りとなって表れているように思いました。

勝手に想像したんですけど・・・(--)



ラストで張り巡らされた伏線が一気に解け

19年前の事件の謎が明かされますが、これが悲しい。実に悲しい。

悲劇としか言いようがありません。

雪穂も亮司も加害者でありながら最大の被害者であると思いました。

絶望の中、暗闇の中を歩く時

お互いの存在、その絆の強さはどれほど力になったことか。

一人では不可能であったろう事件の数々。

被害に遭った人たちには申し訳ないけど

美冬にとって亮司が、亮司にとって美冬がいて本当に良かったと思いました。



それにしてもこの救いのないラスト。

読者は完全に置き去りです・・・( ̄■ ̄;←こんな感じ

ま、これが「幻夜」に繋がるんでしょうけどね。



東野圭吾、再発見(今さら)

嫌っていて、すんまそん( ̄▽ ̄ゞ






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食わず嫌いはいかんね




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by bera-sakuraebi | 2011-02-06 14:32 | | Comments(14) *
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